【CJC=東京】ニュージーランドのオークランドにある聖公会聖マタイ・イン・ザ・シティ教会は、裸と見られる聖母マリアと夫ヨセフが一つのベッドにいる所を描いたポスターを12月16日掲示して物議を醸したが、20日になって撤去を決めた。
ナイフを持参してポスターをはがそうとする動きが続出したが、老婦人まで出てきて、教会が撤去を決めたもの。
問題のポスターは、聖公会聖マタイ・イン・ザ・シティ教会が12月16日に掲げた。AFP通信によると、悲しげな表情のヨセフの隣でマリアは天を見上げている。その上には「かわいそうなヨセフ。神には太刀打ちできないのだ」との言葉が書かれている
同教会のグリン・カーディ牧師は、「ナイフが神の名において振り回された。公衆や教会員の安全を考えなければならず、またどんな信仰的立場であってもそれを傷付けたくないとする教会でこのような事が起きたことは悲しい。教会は神についての論議が白熱化することを遺憾とはしない」 カーディ牧師は、世界中から支援のメッセージも多数来ている、と語った。