聖学院大学(埼玉県上尾市、阿久戸光晴学長)は、同大の研究成果等のより円滑な還元を通した地域貢献策を共同で進めることで埼玉りそな銀行(さいたま市)と合意し、産学連携の協定を結んだと発表した。
今回の連携により、同大が強みとする福祉分野の研究成果を同行の取引先企業に紹介することや、同行が学生向けに県内の優良企業を紹介する就職支援などを実施することで地域経済の活性化を目指す。
同大は現在、3学部6学科2大学院研究科を擁するほか、総合研究所、出版会などを設置。米国、英国、豪州、韓国などに7つの姉妹提携校、単位認定制度のある8つの大学・機関を持つ。公開講座や地域ボランティア活動などの地域貢献にもこれまで積極的に取り組んできた。
埼玉りそな銀行は、04年から県内の大学との産学連携を進めており、同大が9校目。学生をインターンシップ生として受け入れる「インターンシップ制度」も導入しており、07年8月には県内6大学から10人の学生を受け入れた。
聖学院大で行われた11月30日の調印式には、阿久戸学長と同行の上條正仁社長が出席。協定書に署名し、具体的な連携に取り組む考えを示した。