日本と世界の政治、経済、社会、教育の指導者にイエス・キリストの福音が届くようにとキリスト者が一致して祈る国家晩餐祈祷会の実行委員ら22人が1日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで開かれた準備会に集まり、来年3月5日の祈祷会に向けて力強く祈りの手を合わせた。今年3月の祈祷会ではキリスト教界を代表する指導者、衆議院議員ら約400人のキリスト者が参加し、来年は早くも各界の代表ら250人(2日現在)が出席を表明するなど異例の盛り上がりを見せている。準備会には民主党の土肥隆一衆院議員も駆け付け、祈祷会での600人結集に向け早くも臨戦態勢だ。
「10年、20年先を見据えて祈り続ける祈り手がもっと必要です。祈りを合わせれば日本は変えられる。キリスト者の祈りは日本の力の源泉です」
福音主義牧師、会社経営者も参加した準備会で、杣(そま)浩二実行委員長が日本のために祈る重要性を強調して力を込めた。そのうえで杣氏は「韓国の祈りで強められてきた祈祷会が、海外諸国や台湾、中国など隣国との平和を協力して築くうえでひとつになる必要がある」とアジアと世界の平和を視野に入れた祈祷会のビジョンを明かした。祈祷会の最大収容人数は600。開催3カ月前で既に半分の席が埋まったため、京王プラザホテル(東京・新宿)の会場を極限まで拡張して全員を受け入れる体制だ。
大会顧問を務める土肥議員はこの日、衆議院本会議後に合流し、政権交代後の今キリスト者がひとつになって政界のために祈ろうとあいさつした。来年5月東京で開催されるエジンバラ100周年記念東京大会の奥山実委員長、クリスチャン実業家と専門職業人の国際ネットワーク、CBMCの近藤高史・日本副理事長など準備委員らが相次いであいさつ。キリスト者による国家晩餐祈祷会の拡大が宣教の発展、政治経済の健全化につながるとの確信をそれぞれ語った。
10月現在の出席予定者はキリスト教界から泉田昭氏、大川従道氏、大宮溥氏、奥山実氏、尾山令仁氏、倉沢正則氏、榊原寛氏、多胡元喜氏、土井彰氏、峯野龍弘氏、山北宣久氏、渡部信氏ら多数。政界からは土肥議員以外に、今野東氏、木俣佳丈氏、下田敦子氏(いずれも民主党、参院議員)ら多数。
参加可能人数を上回る来場者による当日の混乱を避けるため、国家晩餐祈祷会の参加には事前登録が必要。着席食事代込みで会費1万2千円。登録は公式サイトの申込用フォームまたは氏名、電話番号、住所を明記の上、FAX(078・291・5786)で可能。問い合せは、祈祷会事務局(電話:078・291・5789、日本CBMC本部内)まで。