北海道釧路市出身の彫刻家・米坂ヒデノリ氏(75)の手による「ノアの箱舟」をテーマにしたブロンズ像が11月30日、同市に寄贈され、同市役所前庭で除幕式が行われた。式で米坂氏は「旧約聖書に出て来る場面と、市が直面する問題には通ずるところがある。今の釧路に相応しい作品では」と話した。地元紙の釧路新聞が伝えた。
ブロンズ像の作品名は「啓示」。高さ86.5センチ、横幅32センチのもので、神から啓示を受ける場面を描いている。米坂氏が10年ほど前に制作した。
除幕式で蝦名大也・同市長は「先行き不透明な時代、啓示を受ける場面もあるかもしれない。作品の寄贈に感謝します」と謝辞を述べた。