【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)文化評議会議長ジャンフランコ・ラヴァージ大司教は11月26日、維持ができなくなった教会を売却する際に、ナイトクラブとして転用されるのを防ぐため「最大の注意を払うように」と勧告した。AFP通信が報じた。
ラヴァージ議長は、あるハンガリーの大聖堂が「今やナイトクラブに改装され、祭壇の上でストリッバーが踊っている」と例を挙げた。
議長は「教会の信者の数が減るという現象は、残念ながらローマの中心部でも起きている。芸術的価値がなく、大幅な修復が必要な教会を売却したり取り壊したりするのは理にかなっている」と、信者の数が減った教会を売却せざるを得ない場合もあると認めた。
さらに教会の売却は司祭が判断することだが、1件ごとに教皇庁が可否の判断をすると述べた。