世紀転換期ドイツ知識社会の動乱の中から姿を現したユダヤ教科学、その第二世代であるブーバーとショーレムの関係を軸として、「ユダヤ的なるもの」がたどった大戦後への思想的な軌跡を描く。二人の思想の同調と反発には、伝統と近代、民族と国家をめぐる逆説が集約的に現れていた。パレスチナ問題に流れ込むユダヤ思想の内なる断層とは。(購入する)
著者: | 上山安敏 |
価格: | 税込4,200円 |
出版社: | 岩波書店 |
発売日: | 2009年11月27日 |
ページ: | 429ページ |
ISBN: | 4000246526(ISBN‐10) 978‐4000246521(ISBN‐13) |
【著書紹介】
▽ 「魔女とキリスト教―ヨーロッパ学再考(講談社学術文庫)」(税込1,103円、講談社)
▽ 「宗教と科学 ユダヤ教とキリスト教の間」(税込3,990円、岩波書店)