米クリスチャンポストによると、米国最大の聖書団体、米国聖書協会はすべての人が聖書を理解できるようにあらゆる技術媒体を用いて聖書を宣伝しているという。米国聖書協会のおよそ190年に亘る歴史を祝福して、米国聖書協会は最近今日の人気のある聖書に関する問題を取り上げた、キリスト教思想家らによるテレビ番組の放送を開始した。
米国聖書協会による番組は米国中で4月2日日曜日から放映され、第一回では現在もっと議論の的になっている「ダヴィンチコード」を取り上げたという。この番組は、今日のホットトピックを取り上げ、30分間に亘りそのトピックに関してトークする内容となっており、400局の衛星ネットワークで福音を述べ伝える役割を担っている。
米国聖書協会リサーチディレクターのジョセフ・V・クロケット氏は、米国聖書協会によるテレビ番組の放送によって福音を述べ伝える新たなアプローチを取る事ができ、今日の社会問題を聖書的視点から議論する場が開かれるとし、「私たちは聖書と公衆の出会いの場を創出しているというわけです」と述べたという。
米国聖書協会のテレビ番組は米国聖書協会会長兼CEOのポール・アーウィン牧師らによって企画されたという。
アーウィン師は声明文で、「190年近くもの間、米国聖書協会の目的は聖書をすべての人に十分理解できるようにあらゆる言語、あらゆる形態で利用可能にすることでした。今日のせわしく複雑な時代において、聖書を読むというのはより困難になってきています。多くの人々が信仰を失いかけています。このようなときに私たち米国聖書協会が福音の伝播を支援し聖書を読む人々に必要不可欠なガイダンスを提供したいと考えております」と述べたという。
近日公開予定の映画「ダヴィンチコード」を前に米聖書教会による初番組を放送した際、福音の真理に関する困惑や疑惑に対するいくつかの答えがなされた。最近のダン・ブラウン氏の小説はもっとも現在の米聖書教会のテレビ番組で話題となっている内容で、「ダヴィンチを暴く」というタイトルで議論されている。番組内では米国聖書協会ナイダ聖書研究所所長ロバート・ホジソン博士、ペパード大学考古学および宗教研究所教授のジョン・ウィルソン博士がゲストとして登場し、米国聖書協会の活動の説明や議論を行っている。
この米国聖書協会によるテレビ番組は今年度22回放送予定で、国際ATV、Faith TV,FOX, UPN,.アーバンアメリカテレビなど多くのテレビ局が協賛している。
まだこのテレビ番組の内容は発展段階ではあるが、クロケット氏は既に第二期の放送内容を考案中であるという。
クロケット氏によると、米国聖書協会は人々を啓発し、情報豊富な内容の番組を放送することで社会が広く聖書に関わることを支援したいのだという。
この米国聖書協会による番組に対して、既にラテン系キリスト教共同体からスペイン語版放送も行って欲しいという要求が出されている。スペイン語版は5月から放送予定であるという。
米国聖書協会の番組宣伝ビデオでは、「米国聖書協会は問題と、その答えを提供します」と番組を宣伝している。米国聖書協会のテレビ番組視聴はこちらから → www.abspresents.com. (英語サイト)