秋篠宮家の長女・眞子内親王(18)が国際基督教大学(=ICU、東京都三鷹市)のAO入試に合格し、来年4月に教養学部アーツ・サイエンス学科に進学することがわかった。宮内庁が5日、発表した。皇族のICU入学は初めて。
宮内庁によると、眞子内親王は、同大が幅広く一般教養や語学を学んだ後に専攻を決めるというカリキュラムを採用していることから、両親の秋篠宮夫妻と相談した上で受験を決めた。合格発表は眞子内親王の誕生日の10月23日にあったという。
ICUのAO入試は、同大を第一志望とする受験生が対象で、今年は志願者207人に対して合格者は59人であった。
ICUは1949年、静岡県御殿場のYMCA東山荘で開催された日米のキリスト教指導者による会議で創立が決定。設立時には、今上天皇の叔父にあたる高松宮宣仁親王が準備委員会の名誉総裁に就任し、当時日銀総裁だった一万田尚登も募金運動に奔走した。1953年の開学以来、「神と人とに奉仕する」ことを理念としつつ、少人数クラスでの対話を重視したリベラルアーツ教育に力を注いできた。
同大出身者にはソニー・コンピュータエンタテインメント代表取締役社長の平井一夫氏や、サッカー中継などで知られるフリーキャスターのジョン・カビラ氏らがいる。