日本国際飢餓対策機構(=JIFH、大阪府八尾市)の親善大使を務めるゴスペルシンガーの上原令子氏が、10月16日の「世界食料デー」に向けてCD「ほんの少しのやさしさ」をリリースした。
CDには、タイトルの「ほんの少しのやさしさ」と「夢のようなこと」という上原氏のエチオピア訪問の体験から生まれた楽曲2曲を収録。価格は税込1000円。収益の一部はJIFHを通して、飢餓・貧困と闘う人々の働きに用いられる。
「世界食料デー」は1981年、世界の食料問題を考える日として国連が制定したもので、この日をきっかけに自分自身の生活を見つめ直し、少しでも世界の人々と共に生きる生き方を実践しようとする人が増えていくようにとの願いが込められている。
JIFHもこの趣旨に賛同し、同じ思いで協働する全国の人々と共に行動。今年も全国26カ所で「世界食料デー大会」を開催する。
キリスト教精神に基づく非営利の民間海外協力団体(NGO)であるJIFHは1981年、一人の日本人がインドシナ難民救援から帰国したのを契機に始まった。以来、世界的なネットワークを持つ国際飢餓対策機構(FHI)のパートナーとして、国連書記官や民間諸団体と協力してアジア、アフリカ、中南米の開発途上の国々で活動している。