開催までいよいよ約1年と迫った「関西フランクリン・グラハム・フェスティバル」(同実行委員会主催)。10月25日に大阪厚生年金会館・大ホールで行われる一年前大会の開催を前に、14、15、18日には大阪の5つの教会でプレ集会、24日には日本ナザレン教団大阪桃谷教会で教職者と教会リーダーのための大会が行われるなど、早くも盛り上がりを見せている。
本大会は2010年10月22日から24日の3日間、大阪城ホール(最大収容人数1万6000人)での開催を予定している。同大会総務会会長には、斎藤亘牧師(日本イエス・キリスト教団明石人丸教会)、村上好伸牧師(単立カリスチャペル)、岡田信常牧師(日本ホーリネス教団大阪教会)の3人が就任。4月5日にはキックオフ大会、7月12日には信徒大会がすでに開催されており、教団教派を超えてすべての信仰者が一つとなることを目標に準備が進められている。
フランクリン・グラハム氏は、ビリー・グラハム伝道協会の伝道者として、世界各地で伝道フェスティバルを開催。また、国際救援団体「サマリタンズ・パース」の総裁・最高責任者として、世界中の国々で救援の働きを行っている。日本では06年11月に「沖縄フランクリン・グラハム国際大会2006」を沖縄県の北谷陸上競技場で3日間開催。最終日は1万人が来場し、決心者は3日間で2000人に上った。
同氏のフェスティバルの特徴は「45/10/45委員会」の設置を呼び掛けることにある。この委員会は、フェスティバルのための力配分を、45%(各個教会の訓練と証し)、10%(本大会)、45%(実りの刈り取りと成長)とし、数日間の本大会だけでなく、大会準備期間と大会終了後も各教会がこの働きに取り組むことを目指している。
一年前大会のプレ集会は、14日午後2時から日本ベテスダ教団ベテルキリスト教会、15日午後7時半から日本ホーリネス教団大阪キリスト教会、18日午後3時から単立高槻シオン教会、同日午後4時から日本同盟基督教団茨木聖書教会、同日午後5時半から日本ペンテコステ教団大阪救霊会館で行われる。
25日の一年前大会では、ビリー・グラハム氏の協力伝道者の一人、ロバート・カンヴィル氏が講演を予定している。カンヴィル氏は、インドキリスト教全国協議会青年局長、インド聖書協会総裁などの要職を歴任。78年にビリー・グラハム・チームに協力伝道者として招かれ、これまで主にインド国内での宣教活動に従事してきた。ビリー・グラハム氏はカンヴィル氏への推薦の言葉で、「この有能でキリストの献身的な働き人ほど、われわれの世代に有意義な強い影響を与えられる人は、ほとんどいない」と語っている。
一年前大会の会場となる大阪厚生年金会館・大ホールの定員は2400席。音楽ゲストに、神戸ジャズピープル11人目に選ばれた実力派女性ゴスペルシンガーHanna Bunyaを迎える。
大会全体の必要経費は1億5千万円。実行委員会では、そのうち1億円を教会協力献金として各協力教会に1口5万円で募っている。献金は個人でも可能。支援献金は、郵便振替00970・6・89873=関西フランクリン・グラハム・フェスティバルで随時受け付けている。大会に関する問い合わせは、同事務局(06・4706・8002)。詳細は、同公式ホームページ。