【CJC=東京】米カトリック司教団は、教会が運営する病院や老人ホームなどで「レイキ」(霊気療法)実施を禁止する指針を発表した。カトリック者でレイキを実行している人もあり、米国で盛んになっている療法の禁止は混乱を招くことになりそう。
「キリスト教信仰や自然科学から正当化されていない中で、レイキを信用するカトリック者は迷信の領域、信仰でも科学でもない領域に踏み込むことになる。迷信は、その人の宗教的感情を転換させることで神を拝むことを破壊し、誤った道を歩ませる」と指針は指摘している。
指針を作成した教理委員会のロバート・マクマナス司教は、調査の結果、レイキが治癒を促進する医学的な根拠はないとの結論に達した、と言う。