【CJC=東京】イスラエル西部アシドッドでキリスト教に改宗したユダヤ人(メシアニック・ジュー)が所有している製パン会社が、ユダヤ人に向けてパンを製造することが認められた。宣教団体『国際キリスト教大使館』(ICEJ)が伝えた。
イスラエル最高裁が6月29日、ユダヤ教正統派の主任ラビに、問題の製パン会社に「コーシャー」を与えるよう命じた。
「コーシャー」は、ユダヤ教の食事規定により、「食べてよい」と認定された食品を意味する。ただ今回の裁決に至るまでの争いは長期にわたっており、今後正統派側と司法との対立が激化する可能性もある。
メシアニック・ジューは米国に25万人、イスラエルには6000人から1万5000人が存在する、と見られている。