体験談を装い、本紙の名誉を毀損する内容を発信していた匿名ブログの記事をSNSで拡散していたクリスチャン新聞前編集長の根田祥一氏に対し本紙が起こした訴訟の控訴審で、東京高裁は13日、50万円の損害賠償を命じた1審判決を変更し、賠償額を66万円に増額するとともに、根田氏の付帯控訴を棄却する判決を言い渡した。
本紙は2021年、根田氏を相手取り提訴。今年4月には、1審の東京地裁が根田氏の不法行為を認め、50万円の損害賠償を命じる判決を言い渡したが、本紙は賠償額の増額を求めて控訴していた。根田氏も8月、付帯控訴を提起し、1審で認められなかった自身の合法性を改めて訴えたが、東京高裁は根田氏の違法性を認めた1審の判断を変えず、棄却した。