2014年6月に創設したブレス・ユア・ホーム(株)では、日本宣教拡大を目標に、地域教会の働きをサポートする仕組みを検討してきました。今回、創設10周年を迎えるに当たり、これまでの成果をお伝えし、今後の展望をご紹介するため、下記のような記念セミナーを企画しています。皆様の参加を心よりお待ちしています。
記念セミナー(施設見学と説明会)の案内(詳細、参加申し込みはこちら)
日時:6月27日(木)12:00~15:00
場所:ラステル新横浜
(JR新横浜駅より徒歩5分)
内容
◆ラステル新横浜施設見学
◆宣教活動状況報告と今後
・キリスト教葬儀から日本宣教へ
(信者比率10%、キリスト教葬儀比率50%へ)
・キリスト教葬儀体験談
(未信者、教会に疎遠な信者への葬儀)
・全国葬儀社ネットワークとの連携
連絡:078・262・1336
私たちは、教会が地域住民に寄り添い、生前からエンディングをサポートし、召されたときには葬儀を提供するだけでなく、その後も遺族に寄り添い続ける宣教の仕組みを提案しています。
地域教会は住民にとって大切な存在になる
今回ご紹介する働きが展開すると、教会が日常的に地域住民のエンディングに寄り添えるようになり、教会になじみのない家庭からもキリスト教葬儀の依頼が入るようになるでしょう。
それらに丁寧に応え、さらに、葬儀の後の納骨式、記念会を日本人の習慣に沿って対応するなら、教会は地域住民にとって大切な存在になっていきます。多くの生前相談が教会に寄せられ、福音に触れる住民が増え、宣教は拡大していくでしょう。
生前から天国の希望をお伝えできるキリスト教会は、地域社会の心を支える役割を担いますので、これまで仏教が担ってきた葬儀文化を、いずれ、キリスト教会が担う時代が来ると考えています。
また、教会の経済的な基盤が飛躍的に安定する効果も予想できます。献金が増えるだけでなく、牧師が地域の葬儀場に出向いて司式に対応すれば、司式料が入ります。葬儀の依頼者を葬儀社に紹介すると紹介料が入ります。また、教会を霊安室や葬儀会場に提供すると、会場使用料が入ることになります。
さらに、葬儀社が行う業務の一部を教会が担えば、新たな事業が成立し、一般事業者との連携が深まります。おそらく地域教会にとっては大きな経済的な支えになると思います。
葬儀社にとっても大きなチャンスになる
実は、日本の中には7千社ほどの葬儀社があり、ほとんどが自前の葬儀会館を保有しています。多死社会を迎え葬儀件数は増えていますが、日本の葬儀会場は非常に多く、稼働率は4割程度に過ぎません。つまり、葬儀会場の6割は空いていることになります。
現在、ネット検索を通して全国統一の低価格葬儀を展開するポータルサイトが受注件数を増やしていますが、彼らはこの6割の空いている所に葬儀の依頼者を紹介するビジネスを展開しています。通常ポータルサイト側は、葬儀の規模と価格を独自に設定していますが、実際の葬儀は地元の葬儀社が対応しますので、依頼者に寄り添い、葬儀を詳細に主導するのは地元の葬儀社になります。
一方、ブレス・ユア・ホームはキリスト教葬儀に特化したポータルサイトを運営していますが、司式牧師の手配と葬儀内容の検討、さらに、生前から葬儀後に至るまで、司式牧師と連携して依頼者家族に寄り添っています。地域の葬儀社はキリスト教葬儀にあまり慣れていませんが、ブレス・ユア・ホームと司式牧師が依頼者の意向に沿った葬儀を主導しますので、葬儀の施工に集中することができます。
また、葬儀に熱心な葬儀社ほど生前から依頼者に寄り添いたいところですが、死を遠ざける日本社会では、葬儀社が生前に訪問するのは大変難しくなっています。彼らにとって、生前からエンディングに寄り添えるキリスト教会と連携することは、営業活動の幅を広げ、新たな顧客を見いだすチャンスになるのです。
さらに、仏式葬儀と比較してキリスト教葬儀の品質の高さは、一般の葬儀社も既に認識していますが、地域教会がエンディングに寄り添った場合、死を目前にした当事者が祝福されて召されるだけでなく、遺族も天国の再会を希望してキリスト教葬儀に向かいますので、一層品質の高い葬儀が実現します。葬儀社にとっては、教会の働きによって優れた葬儀を提供できるようになるのです。
「善き隣人」になることが全て
クリスチャンの強みは、内住してくださる神様の働きによって、弱さの中にいる人々の「善き隣人」になれる点にあります。イエス・キリストが天の位を捨て、私たちに寄り添ってくださったように、私たちは死の弱さと向き合い、エンディングに向かう人々の元に遣わされたいものです。
また同時に、既に葬儀などのエンディング産業に従事し、厳しい経営環境の中、良い儀礼を通して社会に貢献しようとする多くの優良な事業者にも、私たちは「善き隣人」として寄り添うことができます。私たちは、エンディングを迎える人々にも、それを支えようとする人々にも、永遠の愛を備えておられる神様の臨在を持ち運び、「善き隣人」として寄り添うことを熱心に求めていきたいと思います。
やがて神様は、これらの働きを通し、愛する日本に大きな霊的覚醒を起こしてくださるでしょう。日本人は真の幸せを知る国民になるでしょう。
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