あなたの実力は、今まで積み重ねてきたことの結果です。自分の成果を発表することはワクワク・ドキドキするものです。
神学校時代、ピアノリサイタルや英語スピーチコンテストに出場しました。自分の頑張ってきたことの成果を発表するときですので、とてもやりがいがあったことを思い出します。しかし、自分以上の自分を出そうと力むと、自信よりも不安でいっぱいになって緊張してしまいます。
「実力を出し切れなかったらどうしよう・・・」と、いくら心配しても仕方ありません。その場で発揮できた力が、今の実力なのです。
どんなに悪条件でも、どんなにプレッシャーがあっても、その条件の下で出せた力が実力です。どんなときにも「自分なりにできればいい!」と吹っ切っていたらいいのです。
子どもたちの学芸会や英語スピーチコンテスト、ピアノ演奏などを見に行きますと、見ている親の方が緊張してしまうくらい、堂々と演じています。その姿の中には「自分をよく見せよう!」という心はなく、自然体の中にも「自分の実力を出し切ろう!」という気迫を感じ、頼もしく感じます。
あなたの人生のステージで「自分なりの成果を出せたらいい」と思ったら、肩の力が自然に抜けていい意味で勇気が湧いてくるはずです。そしてその勇気は、あなたの持てる力を命いっぱい引き出してくれるはずです。
「あなたがたは、この世では悩みがある。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている」(ヨハネ16:33)と、イエス様は語られました。心に勇気を持って前進してください。
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