私たちは皆、子どもの頃からうそをついてはいけないと厳しく教えられますが、世の中はうそだらけです。しかし聖書の神は、約束を必ず守られる信頼すべきお方です。
1. 御子を告白
だれでも御子を否認する者は、御父を持たず、御子を告白する者は、御父をも持っているのです。(1ヨハネ2:23)
御子キリストを信じない者は、万物の存在理由である御父を心に持ちません。反対に、御子キリストを信じる者は、御子と同時に御父をも心に持っているのです。
つまり、イエスを神の御子キリストと告白する者は皆、御子キリストと天の御父とを心のうちに持つ者となり、死と悪魔の支配から完全に救われ、神が約束した天の御国に名が記され、神の子として天の御国を相続する者となります。こうして神の約束が実現するのです。
「あなたがたがわたしにとどまり、わたしのことばがあなたがたにとどまるなら、何でもあなたがたのほしいものを求めなさい。そうすれば、あなたがたのためにそれがかなえられます」(ヨハネ15:7)
イエスの約束によれば、イエスを御子キリストと告白し、心のうちに御子を持ち、御子キリストの御言葉が心のうちにとどまるなら、イエスの御名によって求めたものは何でも備えられるのです。
「あなたがたが多くの実を結び、わたしの弟子となることによって、わたしの父は栄光をお受けになるのです」(同8)
信仰で祈り求めたものが何でも備えられれば、ますます信仰の確信が与えられ、イエスの弟子として成長し、御父の栄光をより現す者とされていくのです。
2. 初めから聞いたこと
あなたがたは、初めから聞いたことを、自分たちのうちにとどまらせなさい。もし初めから聞いたことがとどまっているなら、あなたがたも御子および御父のうちにとどまるのです。(1ヨハネ2:24)
私たちが信仰告白の初めから聞いた福音の御言葉を、忘れることなく心のうちにとどまらせるなら、御子の臨在と御父の存在のうちに常にとどまるのです。
世界の多くのキリスト者たちの願いは、いつも御子キリストの臨在の中にとどまり、神の愛に満たされ、いつも天の御父への思いを強く持ち、全き平安の中にいたいというものです。
その願いをかなえる奥義は、信仰告白の初めから聞いてきた福音の御言葉を心にとどめ、いつも思い巡らすことです。
3. 永遠のいのち
それがキリストご自身の私たちにお与えになった約束であって、永遠のいのちです。(1ヨハネ2:25)
御子と御父の内住の約束は、御子キリストご自身が、信じる私たちにお与えになった約束です。この約束こそ、私たちが初めから聞いてきた永遠のいのちです。
まとめ
御子キリストを告白し、御子を心に持つ者は、御父をも心に持つ者となります。信仰告白の初めから聞いた御言葉をいつも心にとどめる者は、御子と御父のうちにいつもとどまり、神の臨在が伴い、イエスの御名により願ったものは何でも神が備えてくださいます。
この救い主キリストが与えた約束、救いの福音こそ、私たちが初めから聞いてきた永遠のいのちです。
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