カンボジアの仏教徒の女性タップは、癒やしを必要としていた。仏教徒として育った彼女は、自分のために世の快楽を求めて生きていた。ところが、そんな彼女が難病を患ってしまった。
タップの家族は、難病の治療法を探すために、医者や呪術師のところへ彼女を連れて行った。家族は大金を費やして彼女の看病をしたが、結局どの治療もどの呪術も、何の役にも立たなかった。
「私は病気で心の平安がありませんでした。あまりにつらいので、むしろ諦めた方が楽でした。私の家族は、私を助けるために何をすればいいのか分からず、途方に暮れてしまったのです」
そんなある日、ヌゲット牧師がタップの家を訪ねてきた。タップの心身の状態を知った牧師は、主イエスにある霊的な癒やしについて話し始めた。
この時、タップはこう思っていたそうだ。「イエスが全ての病気を治し、罪から救うことができるですって。バカおっしゃいな。そんな簡単なことで私の苦しみがなくなるはずがない。ヌゲット牧師が言っていることなんて絶対にうそに決まっている!」
「しかし、ある日のことです。その日、私はとても気分が悪かったのです。どうにもこうにも苦しくて、ヌゲット牧師に、一緒にイエスに祈ってくれるように頼みました。ところが、驚いたことにその瞬間、あんなに長い間抱えていた苦しみがすっかり消えたのです」と彼女は証しする。
タップが、イエスについてもっと知るにはどうしたらいいのですかと尋ねると、牧師は、彼と地元の信者のグループに加わって礼拝し、祈り、聖書の勉強をするようにと誘った。
すると間もなくタップは、イエスを救い主として、彼女の主として受け入れたのだ!「イエスが御言葉の中で約束してくださったことに感謝しています。私が主イエスによって救われたように、他の人たちも救われてほしいと心から願っています」
ハレルヤ! 癒やし主なる方を褒めたたえよう。仏教の強いカンボジアで、主は力強く働かれておられる。カンボジアの宣教拡大と救霊のために祈っていただきたい。
■ カンボジアの宗教人口
プロテスタント 1・7%
カトリック 0・2%
仏教 83・3%
イスラム 2・3%