カトリック大分教区第2代司教を務めたペトロ平山高明(ひらやま・たかあき)名誉司教が15日、「明野司祭の家」(大分市)で老衰のため死去した。99歳だった。同教区が公式サイトで発表した。
1924年、日本統治下の朝鮮・京城(現ソウル)生まれ。57年司祭叙階。60年フランス留学。69年大分教区司教任命、翌70年司教叙階。2000年、大分教区長引退。08年、ローマの日本のためのレデンプトーリス・マーテル神学院院長任命。
日本カトリック司教協議会では、国内移動信徒委員会委員長、要理教育委員会委員長などを歴任した。
祖父は長崎出身の実業家で、無声映画「殉教血史 日本二十六聖人」(1931年)を、巨額の私財を投じて製作した平山政十(まさじゅう)。