キリスト教のラジオ・テレビ番組を製作する太平洋放送協会(PBA)の会長で、牧会カウンセリングに長年携わってきた堀肇(ほり・はじめ)牧師(日本伝道福音教団鶴瀬恵みキリスト教会)が28日、肺炎のため埼玉県富士見市内の病院で死去した。78歳だった。
1944年、岐阜市生まれ。クリスチャンだった母の影響で小学4年生から教会に通い、大学時代に入信。日本伝道福音教団正教師。同教団鶴瀬恵みキリスト教会牧師。同教会の牧会の傍ら、聖学院大学大学院、ルーテル学院大学、お茶の水聖書学院、NHK学園聖書講座の講師やPBA会長などを務めた。日本パストラルケア・カウンセリング協会(PCCAJ)認定の臨床パストラルスーパーバイザー。著書に『心で読む聖書のにんげん模様』『心の部屋を空けて』など多数。
6月1日午後6~7時に、献花のみのお別れの時を所沢市斎場(埼玉県所沢市北原町1282)で持つ。葬儀は他日、親族・教会員のみで行う。喪主は妻の寛子(ひろこ)さん。遺族の意向により、花料・生花の寄贈は辞退する。