ダイアンが子どもだった頃、彼女は教会の日曜学校に通っていた。しかし両親は、ダイアンが7歳のとき、教会の子どもバイブルクラスに出席するのをやめさせた。その後ダイアンは、信仰に目もくれず、自分の人生を歩んだのだ。ところが彼女は時々、自分の人生には何かが欠けている感覚があり、その思いがなかなか離れなかった。
2018年、彼女は友人に誘われ、聖書の勉強会に参加した。随分長く遠ざかっていた聖書を、彼女はこの時もう一度開くことになったのだ。
「それはまさに私の人生の転機でした。私は再び神の言葉を学び、参加者と共に祈り、歌いました。私はこの集まりを通して、自分の人生を主イエスにささげました。ああそれ以来、私は考えられない自由を経験しています」
その日以来、ダイアンは主イエスの忠実な信者であり続けている。
2020年、彼女は学校の価値観教育のクラスでボランティア教師として奉仕し始めた。
「子どもたちが大好きです。彼らに神様のことを教えるのはもっと好きです。子どもたちはとても純粋で素直です。子どもたちは神様の言葉を聞いて、神様に向かって歌を歌うのが大好きなんです」
ダイアンは霊的に成長し、主に仕え続けるにつれて、主がどのように彼女を祝福し、彼女を変えてくださったのかを実感している。
「主は私の力であり、知恵の源、守り、すぐそこにある備えです。このミニストリーを通して、子どもたちに神の愛を示す特権を与えてくださった神様に心から感謝しています。主と私の関係は、日ごとに深められ、毎日、主が共にいてくださるのを喜んでいます」
幼い頃、教会学校で学んだ聖句や祈りは、たとえその後、彼らが主から離れて大人になってしまったとしても何かのきっかけで思い出し、もう一度、主イエスに立ち返らせるのだ。そのような証しが世界には数え切れないほど多くある。教会で過ごしたことのある彼らは、何かの拍子で人生の壁にぶち当たるとき、「帰る場所」を知っているのだ。
幼い頃に福音を聞き、教会学校で過ごす経験を持つこととそれを導く奉仕とは、何と重要で尊いことだろう。
フィリピンの救霊とともに、教会学校と子どものバイブルスタディーのために祈っていただきたい。
■ フィリピンの宗教人口
カトリック 79・9%
プロテスタント 13・3%
イスラム 5・7%
土着の宗教 0・7%