ワクチンが十分手に入る国やきれいな水のインフラがある国では、「コレラ」という言葉はあまり恐怖を感じないだろう。しかしジンバブエでは、コレラの流行はあっという間に深刻化することがある。脱水症状を引き起こすと、この病気によって、数時間で死に至ることさえある。
ジンバブエでは現在、この15年間で3回目のコレラ発生に直面している。コレラは、通常コレラ菌を含む水や、時には食品を介して感染することもある。これまでに3千人以上の患者が報告され、71人の死亡が確認されている。
アフリカ宣教に汗をかくクリスチャン・ワールド・アウトリーチ(CWO)の代表グレッグ・ヨーダー氏は言う。「特に、私たちのミニストリーでは子どもたちを預かっていますが、学校などの子どもたちが集まる状況は、感染を拡大させる温床となる懸念があります」
「私たちは、学校に通う200人余りの弱い立場にある子どもたちと関わって働いています。学校で働くボランティアが子どもたちを見守っています。特に、孤児たちに対してはそうです」
「私たちはキッチンを建てたばかりです。それを完成させた後、今度はキャビンを建てて、リーダーカンファレンスをこの敷地内で開催できるようにする予定です」「私たちは、そのための財政的な手段のために祈っています。神様は、私たちがこれまで成し遂げてきたことを、これからも忠実に成し遂げさせてくださいます」
アフリカにおいて感染症は、場合によって命取りになる。特に活発で接触が多く、免疫力も弱い子どもたちが犠牲になる場合が少なくない。彼らの必要が満たされて、感染症から守られ、CWOの子どもを助ける働きと宣教の業も進むように祈っていただきたい。
■ ジンバブエの宗教人口
プロテスタント 67・3%
カトリック 9・6%
イスラム 1・1%
土着宗教 19・3%