日本のリバイバルのために祈ろうと、東京・新大久保にある「CJKチャーチ」(中島哲夫牧師)で23日から25日まで、米ニューヨークから中島克範牧師(ラブ・ジョイ・ピース・チャーチ)を講師に迎え、集会が行われた。23日夜の集会で中島牧師は、「この世にある何かを求めるのではなく、それに勝って素晴らしい神の臨在の中に入ることを願う、これこそリバイバルの鍵」と強調。「リバイバルの主権は私たちでなく神様にある。だからこそ、私たちはこの場所で神様を求める」と語った。
中島牧師は、日本のリバイバルのために祈る中で導きを与えられ、昨年12月から東京で毎月欠かさず集会を開いている。「現場に来て、みんなと一緒に神様を求める。それ以外の理由はありません。でもこのたった一つの願いさえあれば、日本にリバイバルが起こると信じます」と力を込めた。
ダビデが神の箱をエルサレムに運び入れたとき、神の箱が3カ月間とどまったオベデ・エドムの家が神に祝福された場面(2サムエル記6:6~11)を引用し、「神の箱がとどまる人の人生には、神様の祝福がある」と語った。神の箱とは「神の臨在そのものであり、神様の力が現れるもの」とし、「イスラエルの真の王はダビデでなく神様なのだ、イスラエルを繁栄させ、強いものにするのは神様なのだというダビデの信仰が、神の箱をエルサレムに運ぶという行為に表れた」と説いた。
一方で、神の箱に手を伸ばしたウザは、「不敬の罪」のためにその場で神に打たれた。中島牧師は、創世記1章1節の言葉「初めに、神が天と地を創造した」を引用し、「神様というお方は、何か不便でもあるかのように、誰かに支えられなくてはならないような存在ではない。彼の理解は、神様を神様とする理解ではなかった。それが、神の箱に手を差し伸べるという行為に表れている」と指摘。「重要なことは、神の箱に対する態度」と語った。
さらに、詩篇27篇4節にあるダビデの詩「私は一つのことを主に願った。私はそれを求めている。私のいのちの日の限り、主の家に住むことを。主の麗しさを仰ぎ見、その宮で、思いにふける、そのために」を引用。「どういう状況にあっても、主を思い、主を愛し、主を慕い求めた。このことに対する情熱を、ダビデは失わなかった」と説いた。
その上で、「私たちの信仰生活はどのようなものだったか。慣れてしまい、感動も喜びもなく、初めの愛から完全に離れてしまっていないか」と問いかけ、「主の恵みは、朝ごとに新しい。主の恵みは、毎日受けても感動がある。主の臨在の中で生きることは、毎日体験しても飽きることがない」と話した。
雅歌1章4節の言葉「私たちはあなたによって楽しみ喜び、あなたの愛をぶどう酒にまさってほめたたえ、真心からあなたを愛しています」を引用し、「神様の臨在の中で生きるとき、この世にあるどんなものにも比べられない喜びと楽しみがある。イエス様を信じて生きる私たちは、この領域までいかなければならない」と語った。
「神様の臨在の究極は天の御国」と強調。「神様の臨在の中で生きることを求めるなら、その人は、天の御国にある祝福、天国にある癒やし、天国にある勝利を、今も受けて生きることができる」と話した。
「私たちの信仰生活が当たり前にならないためには、もっと神様にうえかわく心、神様を切に慕い求める心を祈り求めること。その祈りを24時間やってみてください。そうすれば、間違いなく皆さんの人生は変わります。初めの愛に戻りましょう」と呼びかけた。
参加者たちはメッセージに応答し、日本のリバイバルのために熱く祈りをささげた。集会では、韓国の賛美グループ「ヘセドシンガーズ」が賛美をささげ、メンバーが神の恵みを証しした。