コロナ禍前の話だが、バルカン半島で活動するチャーチプランティングミニストリー「Global Nomads」は、レスリングを通じて70人をキリストに導いた。
欧州南東部のバルカン半島は、歴史的に紛争が絶えない地域であり、民族間に不安定な要因を抱える。敵対する民族の間には、いまだ多くの傷跡が残り、未解決の問題がある。
米国のレスリングチャンピオンであるウォーレン・スチュワート氏は、スポーツを通じてこのような分断された民族を結びつけ、対話と友好を促進させるというビジョンを持っている。彼はこの取り組みを「Wrestle for peace(平和のためのレスリング)」と名付けた。
数年前、彼と彼のチームは、ブルガリアとモルドバで「平和のためのレスリング」のトレーニングや大会を開催した。その結果、なんと参加した70人以上のレスラーとコーチが、主イエスへの信仰の決意を固めたのだ。主に感謝しよう!
スポーツ競技という真剣勝負から生まれる絆や友情は、強固な人間関係を作る。スチュワート氏はその関係を通してキリストを証しし、紹介するのだ。彼らのスポーツ伝道が、いよいよ豊かに実を結ぶことができるよう祈っていただきたい。
■ モルドバの宗教人口
正教会 61・7%
プロテスタント 4・3%
無宗教 21・6%
イスラム 5・0%