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世界宣教祈祷課題

世界宣教祈祷課題(5月10日):セルビア

2023年5月10日09時57分 執筆者 : 奥山実
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世界宣教祈祷課題(5月10日):セルビア+
セルビアの首都ベオグラード(写真:Sava52Bogdanovic)

セルビアで連続発生した痛ましい銃乱射事件が報じられている。事件は5月3日と4日に起き、2つの事件で、小学生8人を含む十数人の死亡が確認されている。両事件は、それぞれ直接的な関係はないと見られている。1日も早い事件の解決、癒やし、遺族の慰めを祈らずにはおれない。

さて、悲しい事件の一方で、主イエスに出会って人生が変えられたセルビア人女性ジェレナの喜びの証しを伝えたい。中毒と虐待は、ジェレナの人生に次々と悲劇をもたらした。彼女は、自分には救いも助けもないのだと何度も思い込み、絶望の淵にいた。

ジェレナは幼い頃、誰も助けてくれる人がいなかった。彼女の父親はアルコール中毒で、妻子を虐待していた。母親は、いつも父親の暴力におびえていた。家庭には子どもたちを育てる経済力がなく、子どもに安全な環境でもなかったので、結局、母親はジェレナと兄弟たちを孤児院に預けざるを得なかった。

両親のいない幼少期は、ジェレナにとってつらいものだった。信じるものがなく、自己肯定感も失われていった。大人になってからも、彼女は問題に悩まされ、しばしば道に迷った。そんな彼女を助けてくれる人は誰もいなかった。

被虐待児にはよくあることだが、ジェレナは自分を虐待するような男性と結婚した。ジェレナの夫は、彼女に暴力を振るうようになった。夫は彼女に友達ができないようにと、家に閉じ込めることもあった。

ジェレナは、自分には助けが必要だと分かっており、もっと良い生き方を見つける必要があった。そんなある日、彼女が外の庭にいたとき、彼女に話しかけるために立ち止まった女性がいた。

「そのカカという女性が、私に何を伝えようとしているのか、聞きたくてたまらなかったです。彼女が伝えるイエスのことを聞きながら、私は、夫と私にはイエスが必要だと気付きました」とジェレナは言う。

その日から、神はジェレナの人生に奇跡を起こし始めた。夫の束縛が和らぎ、彼女は、自分たちの生活に決定的に欠けていた神への信仰を見いだしたのだ。

現在、彼女は他の信者たちと集まり、聖書を学び、祈り、神を礼拝している。「私は、イエスを主として、救い主として受け入れました。バプテスマも受けました。今、私は会う人会う人に福音のメッセージを伝えています。どうか、私の夫がイエス様を信じることができるように、祈ってください」

「あなたは見ておられました。労苦と苦痛をじっと見つめておられました。それを御手の中に収めるために。不幸な人はあなたに身をゆだねます。みなしごはあなたがお助けになります」(詩篇10:14)

人生の辛苦を味わった彼女だからこそ、キリストの救いがどれほど絶大なものであるのか分かるのだ。夫が救われ、キリストの愛が宿る家庭が与えら、幼い頃からジェレナが失っていたものを、キリストはあり余るほど取り戻してくださる。壊れたものを回復してさらに良いものへ引き上げ、それを主はご自身の喜びとされる。

アルコールによって破壊されている家庭は数多ある。そのような家庭がキリストにあって、回復されるように祈ろう。ジェレナにキリストの愛を伝えたカカのように、伝道するキリストの弟子が、セルビアを変えることができるように祈っていただきたい。

■ セルビアの宗教人口
正教関係 73・7%
プロテスタント 1・7%
カトリ ック 5・0%
英国教会 0・01%
イスラム 16・1%
ユダヤ教 0・02%
無神論者 3・5%

※ この記事は、世界宣教センター所長の奥山実牧師のフェイスブックに掲載された「世界宣教祈祷課題」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
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