アフガニスタンでは、イスラムから改宗することは違法とされている。イスラム教以外の信仰に改宗することは、家族、部族、国への裏切り行為とみなされ、反逆罪と同等に見られるのだ。
同国では、キリスト者として公然と生きることは不可能だ。名誉殺人やキリスト者への迫害など、国家制度のみならず、社会的迫害も強い。また、イスラム教から離脱することは精神異常の兆候と見なされるため、改宗したキリスト者は強制的に精神病院に収容されることもある。
キリスト教迫害は、公私のあらゆる領域で、依然として極度に進んでいる。昨年8月以降、タリバンが政府のあらゆる面を支配しているため、発見される危険性は高まっている。にもかかわらず、同国の人々はキリストにのみ希望を託し、信仰を深めている。
ある信者は「私たちは、希望を決して捨てません」と言った。タリバン政権の失脚のため、キリスト者の解放と自由のため、同国での宣教拡大のために祈っていただきたい。
■ アフガニスタンの宗教人口
イスラム 99・85%
クリスチャン 0・05%
ヒンズー 0・01%