人権団体アムネスティ・インターナショナルによれば、ミャンマー軍事政権は、市民に対して戦争犯罪を犯した可能性が高いという。
現軍事政権は、2021年2月のクーデターによって、選挙で選ばれた正当な政府から権力を奪取した。アムネスティ・インターナショナルによると、軍はそれ以来、15万人以上を強制的に退避・移動させたという。現地ミャンマーのために支援活動をする宣教団体AMGインターナショナルによれば「ここ数週間、本当に無差別な空爆が続いています。家、診療所、教会、すべてが失われました。人々は大きな恐怖の中で暮らし続けています。これらの軍の横暴は、自由を求める市民の抵抗を何としても食い止めたい軍の思惑と、これらの市民が衝突した結果です。軍政府は、人々に恐怖を与えて封じ込めることが有効な方法として手段を選ばないのです」という。
残虐行為は、カイン州とカヤー州を中心に行われている。これらの地域は長年にわたって独立のために闘ってきた。しかし、クーデターは10年間の比較的平和な時代を終わらせたのだ。AMGはこの2つの州の近くの、国境を越えたタイで活動しており、暴力から逃れてきた人々に必要を提供している。その中には、両親や保護者のいない子どもたちも多く含まれている。これらの子どもたちの多くは、暴力によって両親を亡くし、全てを失って逃げてくるのだ。
AMGのタイのチームは最近シェルターを設立し、現在55人の子どもたちを支援している。これらの子どもたちが守られ、主イエスの平和と救いがこの地にもたらされるよう祈っていただきたい。
■ ミャンマーの宗教人口
仏教 80・0%
プロテスタント 7・0%
カトリック 1・3%
イスラム 7・2%
ヒンズー 0・4%