ブラジル・サンパウロの中心部にあるレナッセール福音教会で18日、夕礼拝中に教会の天井が崩落し9人が死亡した事故で、被害者と遺族らが共同で損害賠償を求める訴訟を起こす可能性が出てきたという。ブラジルの邦字紙「サンパウロ新聞」が伝えた。
同紙によれば、サンパウロ州刑法弁護士協会のアデマール・ゴーメス会長が被害者と遺族らに対して、出来るだけ早い時期に被害者組織を作り、「訴訟を起こすべき」とするコメントを発表したという。しかし、同紙は被害者や遺族の見解は伝えておらず、訴訟にまで発展するかは現在のところ不明。
事故が発生した教会の礼拝堂は約3000人を収容できる広さで、AFP通信によれば、事故当時は約400人が礼拝に参加していたという。