世界宣教祈祷課題（６月２２日）：アルジェリア

３年前の２０１９年の話になるのだが、アルジェリアのある村に、長い間病気を患っている女性がいた。彼女の夫は多くの病院にも医者にも妻を診せ、魔術や霊媒も試した。しかし、彼女の容体は一向に変わらなかった。

見かねた何人かのキリスト信者が、教会で祈るようにと助言すると、夫はそれに従い、教会の長老たちに手を置いて祈ってもらった。その場ではあまり変化がなかったが、彼女は徐々に良くなり、ついに完全に癒やされて回復したのだ。

これを機に、夫は教会の礼拝に出席するようになり、礼拝が終わるたびに福音書と新約聖書のコピーを求めて村に持ち帰っていた。村人らは、彼が何をしているのか全く知らなかったが、１月になると彼の家族全員が教会に来て洗礼の申し出をしたのだ。その数は１４人だった。

さらに３月になると、この男の小さな村のほぼ全員が信仰を持ち、４つの教会が始まった。全ては１人の女性の病と癒やしに始まり、それを見て回心した夫を通して始まったのだ。単純な信仰には力がある。イスラムや異教の強い地域で神のご聖霊は力強く働かれる。

アルジェリアはじめイスラム圏では、力のある伝道を通して人々の目が福音に開かれていくケースが少なくない。アルジェリアの兄妹たちを通して、この地で神のご聖霊が豊かに働き、さらなる救霊がもたらされるよう祈っていただきたい。

■ アルジェリアの宗教人口
イスラム　９７・３%
プロテスタント　０・３%
カトリック　０・０１%
無宗教　２・４%