中東の豊かな小国カタールは人口の約14・2%がキリスト教徒なのだが、これは人口の9割弱が東南アジアなどからの外国人労働者だからだ。圧倒的多数派はフィリピン人で、わずかながらイスラム教からの改宗者もいる。
カタールでは外国人宣教師の活動は許されない。以前は、キリスト信者は個人の家やコミュニティーセンターで礼拝を守っていたが、今では会堂建築が許可されるまでになった。しかし、建物の外壁にキリスト教のシンボルを使用することは許されない。
外国人労働者の信者らに知恵が与えられ、カタールの伝道が進むように祈っていただきたい。
■ カタールの宗教人口
イスラム 65・6%
キリスト教 14・2%
ヒンズー 15・4%
仏教 3・0%