こうして教会は、ユダヤ、ガリラヤ、サマリヤの全地にわたり築き上げられて平安を保ち、主を恐れかしこみ、聖霊に励まされて前進し続けたので、信者の数がふえて行った。(使徒9:31)
11年前の東日本大震災当日、私は東京に滞在しており、帰宅難民の一人になっていました。その震災後に誕生した人が1023万人もいて、震災の体験を語り継ぐ方法が模索されています。一方、クリスチャンである私たちは、キリストの福音をあらゆる方法で伝えようと模索しているだろうかと考えさせられました。全世界の人口は約78億9千万人で、イエス様を知らない人は50億人以上います。私たちは、あの手この手で一人一人が主を証ししていきたいと思います。
今日は “進” をテーマに学び、私たちの信仰をリニューアル、刷新させていきたいと思います。日々信仰が前進しているでしょうか。足踏み状態や堂々巡り、よもや後退することがありませんように。私たちはイエス様を信じて前に向かって進み、祝福を手にする者でありたいと思います。今日の聖書箇所に教会のあるべき姿が記されています。聖霊の励ましを力強く受けて、教会と共に私たちも前進し、成長し続けましょう。そこにイエス様の救いが現され、病が癒やされ、聖霊に満たされることを体験しましょう。
1. 神の民は常に前進する!
出エジプトでイスラエルの民は、神が臨在を現しておられた昼の雲の柱、夜の火の柱が動くときに、神と共に前進し続けたのです(出エ13:21、22)。神の示される恵みの地に向けて、私たちは常に進みます。私たちの信仰生活において、進んでいくことを、神の民として決して忘れてはなりません。常に前進することを主から求められているからです。
2. 勝利、恵みに向かって前進する!
イスラエルの民は、武力による戦い方でなく、神の方法、信仰による戦い方によってエリコを攻め取ったのでした(ヨシュア6:6、7)。主と共に戦うことによる勝利、恵み、ゴールが与えられることを信じて前進することが求められているのです。主は私たちを励まし、導いておられることを忘れてはなりません。
3. クリスチャンとしての成長、前進!
私たちはクリスチャンとして、一人一人が信仰において前進し続けるように、神様からの目標が与えられていることを忘れてはなりません(ピリピ3:12〜14)。私たちは成長の途上であり、もっと素晴らしいものが神様によって備えられています。だから、私たちは捕らえようと追求し、励んでいるのです。
4. 聖霊に導かれて前進!
私たちが前進する一番の原動力は、自分の頑張り、努力、行いではなく、御霊に満たされ、導かれることです(ガラテヤ5:25、26)。神の霊が私たちのために働いて、私たちを聖霊で満たし導き、前進させてくださるのです。私たちは御霊の実を結びながら前進していきましょう。
5. 神のご計画の前進!
パウロは、伝道生涯において良いことも試練も経験したと記しています(ピリピ1:12)。あらゆることが相働いて福音を前進させ、神のご計画を進めるために役立っていることを感謝しています。私たちにも、良いことも悪いことも起こりますが、主の計画は前進することを体験し、感謝していきたいと思います。
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