ソマリアが過去10年で最悪の干ばつに見舞われている。援助団体のセーブ・ザ・チルドレンによると、東アフリカの国では、ほとんどの家庭が決まった食事なしに過ごしているという。2021年の年末わずか2カ月間で、70万頭以上のラクダやヤギなどの家畜が死んだ。
キリスト教団体のワールド・コンサーンは、人々に食料や飲み水、生活用水を提供し始めた。彼らは、目先のニーズのためだけではなく、貧困や飢餓を生み出している構造への改善にも取り組んでいる。
関係者によると、ソマリアでの干ばつは、近年頻発しているそうだ。気候変動、紛争、COVID-19の3つが複合的に状況を悪化させ、人々が収入を得たり、食料を生産する能力を壊滅させている。
ワールド・コンサーンは、地元の教会と協力しながら働きを進めている。干ばつが速やかに終わり、ソマリアの構造的な問題が解決され、人々の救霊が進むように祈っていただきたい。
■ ソマリアの宗教人口
イスラム 99・6%
プロテスタント 0・06%
カトリック 0・01%
正教会関係 0・28%