ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中、長年東欧宣教に携わった石川秀和牧師(日本同盟基督教団近江聖書教会)の関係者らを中心に、日本の教会関係者有志らが超教派で「ウクライナ難民を支援する会」を立ち上げ、緊急支援への協力を呼び掛けている。
ルーマニアのウクライナ国境に隣接する都市スチャバを拠点に活動するキリスト教宣教団体「カイロス」を通して支援する。同会のウェブサイトによると、カイロスはすでにスチャバを拠点に難民支援を開始しており、シェルターや食事、医療サービスの提供、移動手段や通信手段の確保などに当たっている。
寄付は、原則として31日まで受け付ける。「特に子どもや女性、高齢者、障害者などの社会的に支援が必要な人々も多数おり、着の身着のままで逃げてきている人々には明日ではなく、来月ではなく “いま” 支援が必要」と緊急性を訴えている。
ウェブサイトでは、石川牧師ら21人の発起人、推薦人がメッセージを掲載し、協力を求めている。石川牧師は、「今、私たちが過ごしている同じ時間に寒さや乏しさ、家族分断の中にある方々を精いっぱいイメージして、一人でも多くの方々の命のためにぜひ皆様のお力をお貸しください」と呼び掛けている。
寄付についての詳細は、同会のウェブサイトを。