多くのユダヤ人難民を救った外交官・杉原千畝の生涯を描く一人芝居で知られる俳優の水澤心吾(みさわ・しんご)さんが1月24日、朗読劇「時のない手紙」を東京のお茶の水クリスチャン・センターで上演する。共演は、舞台などで活躍する桂ゆめさん、伊勢川乃亜さん、片岡断行さん。
宅配ドライバーの男は、ある日ワイパーに挟まれた「愛の花咲く庭」と書かれた手紙を見つける。やがて男はその手紙に触発され、自らも手紙を書き始める。最初は書くだけだったが、ついに自ら届ける決心をする、今は亡き妻に――。取り戻せないはずの男の人生が不思議に癒やされていくさまを描く、水澤さんオリジナルの感動作だ。
水澤さんは、NHK朝のテレビ小説、大河ドラマなど、テレビ・映画・舞台を中心に活躍。演者としての苦悩、挫折を経験する中で、クリスチャンであった杉原千畝の影響を受け、自らも信仰を持った。杉原の生涯を描く一人芝居「決断 命のビザ」をライフワークとして演じるほか、最近では信仰者の生涯を描いた朗読劇にも挑戦している。朗読劇のレパートリーはすでに10作品となり、海外での公演も行っている。
入場無料。開演は午後2時(開場は同1時半)。定員130人。問い合わせは、メディア21(電話:06・6345・2800、ファックス:06・6345・2900、メール:[email protected])、またはヴィジョン企画(電話:070・6962・4141)まで。お茶の水クリスチャン・センターへのアクセスの詳細はホームページを。