やみはこれに打ち勝たなかった。(ヨハネ1:5)
神の存在と神のご性質についての真実を、聖書は語っています。
「初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。この方は、初めに神とともにおられた。すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもない。この方にいのちがあった。このいのちは人の光であった。光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった」(ヨハネ1:1〜5)
神が天地創造される前に、言葉だけが存在していました。この言葉は、神と共にありました。ここで、言葉自体が神であったという事実を知ることができます。すべてのものは、言葉なる神によって造られました。神に命があるので、神は命を生み出すことができます。神の全能の御力により、天地万物は創造されました。御言葉を通して、私たちは神の御業を知ることができます。
神と悪魔と人についての真実は、
① 人にとって神は、暗闇の中に輝く真の光であり、
② 神の真理は、悪魔の偽りの中で現れ、
③ 悪魔の偽りは、神の真理に勝てなかったということです。
「悪魔は初めから人殺しであり」「彼は偽り者」とあるように(ヨハネ8:44)、悪魔はうそつきであり、人殺しです。その悪魔の偽りにより、人は支配され、そして死の支配があります。しかし、神の真理と命の力により、人は死の支配から救われることができます。
「イエスは彼に言われた。『わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません』」(ヨハネ14:6)
イエスこそが真実の神であり、偽りの悪魔の支配から人を救い出し、信じる人を死から命に移すことができる方です。光の存在である神の神聖と全能性と御言葉の力により、「神にとって不可能なことは一つもありません」(ルカ1:37)。
神のご計画により、イエスを神キリストとして受け入れた人々は神の子どもとされる特権を与えられました。イエス・キリストは天地万物を造られ、すべてを支配されている全能の神です。「イエスは救い主キリストだ」と告白することで、約束の聖霊が与えられ、神の子どもとされる特権が与えられます。神から与えられる、その特権と救いに感謝します。
*
さとうまさこの漫画コラムをご覧いただき、ありがとうございます。このコラムでは毎回、コミックバイブル『まんが 新約聖書ヨハネの福音書 キリストの言葉』の中から皆さんにお薦めする一場面を、聖書のメッセージと共にご紹介します。
さとうまさこのビジョンはすばり、「神の言葉である聖書を漫画化する」ことです。聖書を漫画化し、世界中のたくさんの人々に届けるというビジョンと情熱を神様から与えられています。
31年前にキリストに出会って以来、教会の礼拝を欠かさず守りつつ、夫婦で執事として教会に仕えながら活動しています。聖書からインスピレーションが与えられ、聖書に脈打つ神の愛と救いを描いた作品を幾つか手掛けてきました。
このコラムでご紹介する『ヨハネの福音書 キリストの言葉』は、さとうまさこの最新作です。聖書の中でも特に漫画化が難しいとされる「ヨハネの福音書」が示され、祈りのうちにインスピレーションが与えられてできた作品です。
このコラムを通して、一人でも多くの方に聖書の言葉、イエス・キリストの福音をお届けできたらと願っています。
次回のコラムも、お楽しみに!
【書籍のご紹介】
コミックバイブル『まんが 新約聖書ヨハネの福音書 キリストの言葉』は、子どもが読みやすい豪華な絵本のような美しい色彩で、心に迫るキリストの愛と言葉をフルカラー230ページで描いています。宣教価格1000円で販売しています。
漫画家ちばてつや先生から「大作だ!」と推薦の言葉を頂きました。
全国のキリスト教書店、アマゾンで販売中です。電子書籍はこちら。
◇