わたしを信じる者は、わたしではなく、わたしを遣わした方を信じるのです。また、わたしを見る者は、わたしを遣わした方を見るのです。(ヨハネの福音書12:44、45)
イエス様は世を救うために来られました。十字架刑を1週間前とするとき。イエス様が御国の福音を人々に直接語る最後の1週間ですので、ご計画の大詰めに来ていたときです。
「わたしを信じる者は、わたしではなく、わたしを遣わした方を信じるのです」とイエス様は言われました。イエスをキリストと信じる者は天の父を信じることと同じだと、イエス様が信仰の本質を語られています。
聖書によれば、天地万物が創られる前、神以外何も存在しない、無がすべてを覆っていました。神は、ご自身の栄光を現すためにキリストを生み、神の子キリストによって天地万物と光が創造され、神の内に存在している「いのちの御霊」が信じる者に分け与えられ、御国建設計画が成就していきます。
ですから、すべて生けるものの根源である方は天の父なる神であり、このすべての根源である天の父により神の子キリストは永遠の昔から存在していて、聖霊と共に天の父の御国建設計画の実現を目指しておられます。これが神の三位一体の奥義といわれています。
「わたしを見る者は、わたしを遣わした方を見るのです」と語られたのは、誰にも天の父を見ることはできないが、すべての根源である天の父なる神はすべての権威と力をキリストに相続させたので、キリストを見た者は天の父を見たということです。
イエスは人を救うために地に来られたので、イエスの言葉を救いの言葉と信じる者は裁かれず、皆救われます。しかし神に裁かれる人とは、イエスの言葉を聞いても救いの言葉として受け入れず、最後の審判のときに、イエスを救い主として受け入れなかったことで裁かれて滅びるのです。
イエスを信じる者が誰も闇の中にとどまることがないため、真理といのちの光として来られたイエスをキリストと信じて信仰を告白し、主なる神に栄光をお返しする人生へと変えられたことに感謝しつつ人生を全うできる人は幸いです。主なる神は、すべての栄光を受けるにふさわしい方です。
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さとうまさこの漫画コラムをご覧いただき、ありがとうございます。このコラムでは毎回、コミックバイブル『まんが 新約聖書ヨハネの福音書 キリストの言葉』の中から皆さんにお薦めする一場面を、聖書のメッセージと共にご紹介します。
さとうまさこのビジョンはすばり、「神の言葉である聖書を漫画化する」ことです。聖書を漫画化し、世界中のたくさんの人々に届けるというビジョンと情熱を神様から与えられています。
31年前にキリストに出会って以来、教会の礼拝を欠かさず守りつつ、夫婦で執事として教会に仕えながら活動しています。聖書からインスピレーションが与えられ、聖書に脈打つ神の愛と救いを描いた作品を幾つか手掛けてきました。
このコラムでご紹介する『ヨハネの福音書 キリストの言葉』は、さとうまさこの最新作です。聖書の中でも特に漫画化が難しいとされる「ヨハネの福音書」が示され、祈りのうちにインスピレーションが与えられてできた作品です。
このコラムを通して、一人でも多くの方に聖書の言葉、イエス・キリストの福音をお届けできたらと願っています。
次回のコラムも、お楽しみに!
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漫画家ちばてつや先生から「大作だ!」と推薦の言葉を頂きました。
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