米宣教団体のイースリーパートナーズ(e3 PARTNERS)が、現代性に富む宣教成果の報告をしている。
新型コロナパンデミックによって、アン・ルーカス姉は短期の医療宣教を中断せざるを得なかった。そのため彼女は、ネットを通じての宣教活動を続けている。彼女はイースリーが推進するネット上の仮想宣教旅行に参加し、中東からの難民としてギリシャに滞在している2人のムスリム女性、サラとバシマに知り合った。
アンは、サラに福音を伝えることができ、Zoom(ズーム)を通して彼女を信仰告白に導いた。そして約2週間後、アンは、サラが別の難民住居のバスタブで洗礼を受けるのを、ネット越しに立ち会うことができたのだ。
程なくしてアンは、ギリシャで直接サラとバシマに会うことができたのだが、ある日3人で会っていたときに、バシマは、自分が受けたトラウマについて打ち明け、涙を流し始めた。アンによると、サラはバシマに、主イエスにある慰めと希望について話し始めたという。
アンは「私たちはバシマと話し、福音を分かち合いました。そして、彼女は『はい、イエス様を信じたいです』とはっきり答えました。私たちは皆、その場で泣き崩れ、涙を流してバシマの決心を喜びました。とても素晴らしい瞬間でした」と証しした。
2人の女性は現在、聖書の勉強会に参加し、イースリーのフォローを受けている。新しい世代が新しいツールを用いて、現実と仮想空間を縦横無尽に行き来し、福音宣教に取り組んでいるのだ。現実と仮想の空間を超えてご聖霊は今も働いておられる。
福音のメッセージは決して変わらない。しかし、それを伝える方法は日に日に進歩し、福音宣教を促進させている。新しい信者らの信仰成長とともに、これら現代の伝道が大きな収穫を得るように祈っていただきたい。※サラとバシマの名前は安全のために仮名とする。
■ ギリシャの宗教人口
正教会関係 91・8%
プロテスタント 0・4%
カトリック 1・5%
ユダヤ教 0・02%
イスラム 5・8%