東京オリンピックの開催に合わせて世界各国のクリスチャンアーティストらによる賛美を発信しようと、「東京プレイズフェスティバル」(同実行委員会主催)が4日、オンラインで行われた。6日まで3日間連続の日程で開かれ、日本と米国、韓国を中心に世界9カ国のアーティストらが出演する。初日の4日は、米国、台湾、ベトナムのアーティストらが出演。歌やダンス、オーケストラなど多様な表現を使い、それぞれの言語で主に賛美をささげた。
東京オリンピックの開催期間中に神の栄光を現す賛美のイベントを開きたいと、神からのビジョンをそれぞれ受け取った日本と米国、韓国のクリスチャン有志が中心となって企画。当初は世界各国から50組ほどのアーティストらを迎え、東京の大規模教会を会場に6日間連続の開催を予定していた。しかし、コロナ禍のため、3日間で各日1時間強のオンライン開催へと大幅に規模を縮小した。昨年7月には、新人クリスチャンアーティストの発掘を目指す「G-POPコンテスト」をオンラインで開催。コロナ禍にもかかわらず、グランプリを目指して全国から52組もの応募が集まり、盛り上がりを見せた。
この日は、台湾から新進気鋭のワーシップバンド「カベナントワーシップ(Covenant Worship)」、ベトナムからは多くの若者たちが集まる賛美集会を導く「ザ・ウェル・ミニストリー(The Well Ministry)」が出演。米国からは、バレエパフォーマンスやヒップホップダンス、リバティー大学のオーケストラなど多様なアーティストや団体が参加し、それぞれの表現で主を賛美した。
リバティー大学共同創立者のエルマー・タウンズ博士がビデオメッセージを寄せ、「賛美の目的は、私たちのために死んでくださったイエス・キリストに栄誉と栄光と尊厳をお返しすることです。イエス様は私の人生を変えました。あなたの人生をも変えてくださいます」と聖書の福音を語った。また、日本福音教会・堺福音教会東京チャペルの北秀樹牧師がプレイズ&ワーシップの源流から成り立ちまでを約10分間で解説。2日目と3日目にも、プレイズ&ワーシップの展開と今後をテーマにそれぞれ約10分間で解説する予定だ。
2日目以降は、日本と韓国、インドネシア、フィリピン、モンゴル、そして脱北者のアーティストが出演する。また、「G-POPコンテスト」で輝きを放った姉妹ユニット「SAKURA&KOKORO」や、日本基督教団高砂教会(兵庫県高砂市)のユニット「ゆずなつ」ほかが出演する予定だ。
ライブ配信は、東京プレイズフェスティバルの公式ユーチューブチャンネルで行う。5、6の両日とも午後7時開演。視聴無料。