アフリカ東部の沖合の大きな島国マダガスカルは、植民地時代のフランス文化的遺産が残っているが、政治的には不安定なため、それが起因して経済も弱い。洪水や台風などの自然災害が頻発し、これも大きな要因となっている。
マダガスカルは、もともとインドネシアやアフリカ大陸、アラビアから移住してきたマダガスカル人が住んでいたが、後に、コモロ人、中国人、インド・パキスタン人が加わった。
人口の約半分がキリスト教徒だが、信仰は形骸化しており、他のアフリカ地域同様、祖先崇拝など悪霊的な習慣と混ざっている。新生した信者は約10%程度とみられている。
最近では干ばつとCOVID-19により深刻な飢饉が発生し、推定150万世帯が援助を必要としているとの報告がある。彼らの必要が満たされ、兄姉らが伝道に励み、この地の救霊が進むよう祈っていただきたい。
■ マダガスカルの宗教人口
プロテスタント 37・5%
カトリック 23・1%
英国教会 1・9%
ヒンズー 0・1%
イスラム 8・0%
土着の宗教 27・7%
儒教 0・1%