福岡女学院(福岡市南区)は来月23日、アクロス福岡(福岡市中央区)で、ヘンデルの最高傑作と言われる「メサイア」の公演を開催する。今回で26回目を数え、連続してメサイアの公演を行なっているのは県内唯一だという。在校生、卒業生の約170人と県内大学OBらの計230人が出演する。読売新聞が伝えた。
メサイアは、イエス・キリストの生涯を題材に聖書から歌詞を採り、「降誕」「受難」「復活・永世」の3部で構成された作品。独唱曲、重唱曲、合唱曲で構成され、歌詞は欽定訳聖書の聖句を引用したものとなっている。バッハのマタイ受難曲やヨハネ受難曲と並ぶ、著名な宗教音楽作品の一つ。
この公演は1980年からほぼ毎年開かれており、学院創立100周年に当たる85年から同女学院の主催で行われている。
福岡女学院は1885年、米国メソジスト監督教会の女性宣教師ジェニー・ギールにより、英和女学校として設立された、キリスト教に基づく女子教育を目的とした学校。1921年には全国で初めて制服としてセーラー服を取り入れるなど、日本の女子教育に大きな影響を与えてきた。
公演は午後4時30分からシンフォニーホールで開催。全席自由。入場料3000円。問い合わせは、同女学院本部総務課(電話:092・575・3733)まで。