民主党指名の米大統領候補であるジョー・バイデン氏(77)が12日朝、ローマ教皇フランシスコ(83)と電話会談を行った。バイデン氏の政権移行チームが同日、発表した。
発表(英語)によると、バイデン氏は教皇から贈られた祝福の言葉と祝辞に感謝を表明。世界各地で平和と和解、人類共通の絆を推し進める教皇のリーダーシップに謝意を表した。また、疎外された人々や貧しい人々への配慮、気候変動や移民・難民などの諸問題についても語り、全人類の尊厳と平等を信じる共通の信念に基づいて協力していきたいとする意向を伝えた。
バイデン氏はカトリック信者で、米大統領選での勝利が公的に確定すれば、ジョン・F・ケネディ元大統領以来、60年ぶり2人目のカトリック信者の大統領となる。