北星学園大学・同短期大学部(札幌市、大坊郁夫学長)は5日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月13日の卒業式に続いて、4月2日に札幌文化芸術劇場で予定していた入学式についても中止すると発表した。
新入生や保護者、教職員の健康面、安全面を考慮し、感染リスクを回避するため。大坊学長は、「新たな大学生活のスタートを切る節目の入学式を中止することは、新入生・ご家族の皆様のお気持ちを思うと非常に残念ですが、ご理解のほどよろしくお願い致します」と理解を求めている。
4月1日のオリエンテーション、同8日から始まる前期授業については、今後の状況や文部科学省からの通知などを踏まえ、慎重に検討した上で、大学のホームページで発表するとしている。
新型コロナウイルスの影響により、全国の多くの大学・短大などは3月に予定していた卒業式を中止、あるいは縮小して実施する対応を取るなどしている。4月に行われる入学式についても、すでに中止を発表する大学・短大も出ており、感染者が全国でも最も多く、緊急事態宣言が発令されている北海道では、北海道大学や北見工業大学などが入学式の中止を発表している。