【CJC】アルバニア正教会のティラナ・デゥルレスおよび全アルバニア大主教アナスタシオスに、ドイツ西部アーヘンの大聖堂で14日、2020年度のクラウス・ヘンメルレ賞が同大主教の平和と調和に対する宗教間の努力に対して贈られた。世界教会協議会(WCC)のニュースが報じている。
授賞式にはフォコラーレ運動の代表、クルト・コッホ枢機卿(教皇庁キリスト教一致推進評議会議長)が参列した。
同賞は、さまざまな文化・宗教伝統を持つ社会・共同体の相互理解を助けてきた国際的なパーソナリティーにフォコラーレ運動が2002年に制定した。2年ごとに授賞する。
アナスタシオス大主教は、「複合宗教世界における平和的共存」を主題に感謝スピーチを行った。ドイツの正教会主教も参列した。
同賞は2002年、霊的「仲介役」と呼ばれたクラウス・ヘンメルレ司教を記念して設定された。
アナスタシオス大主教の著作『キリストの足跡への使命』(ドイツ語訳)が300人以上の参列者に配られた。