多くのユダヤ人難民を救った外交官・杉原千畝の生涯を描く一人芝居で知られる俳優の水澤心吾(みさわ・しんご)さんが3月24日、東京・御茶ノ水のお茶の水クリスチャン・センターで朗読劇「愛やさしい嘘」を上演する。共演は、テレビや舞台を中心に活躍する女優の山本みどりさん。原作・脚本は、放送作家のさらだたまこさんが担当している。
夫婦の愛がテーマの作品。水澤さんは、「夫婦が本当の意味で『出会う』とはどういうことかを深く考えさせられる作品です。相手を本当に『想う』とはどういうことか。作品を通して、ただ楽しんでもらうだけでなく、観ていただく方に祝福をお届けしたいという思いでやらせていただきます。ぜひご来場ください」と呼び掛けている。
水澤さんはNHK朝のテレビ小説、大河ドラマなど、テレビ・映画・舞台を中心に活躍。杉原の生涯を描く一人芝居「決断 命のビザ」を、13年前からライフワークとして演じている。最近では、三浦綾子の『塩狩峠』や、韓国で延べ3千人もの孤児を育て「韓国孤児の母」と呼ばれた日本人女性、田内千鶴子の生涯を息子の視点から描いた「ゆめの木―僕の母は韓国孤児のオモニになった」など、信仰者の生涯を描いた朗読劇にも挑戦している。海外公演も行っており、今年も2月にはイスラエルで「決断 命のビザ」、5月にはニューヨークで「ゆめの木」の公演を予定している。
午後2時から20分間は、秋山ミレイ典子さんによるピアノコンサートを行い、午後2時30分からの上演を予定している。開場は午後1時45分。入場無料(活動自由募金あり)。申し込み・問い合わせは、メディア21(電話:06・6345・2800、ファックス:06・6345・2900、メール:[email protected])まで。