英プロサッカーチーム「リバプールFC」でフォワード(FW)を務めるロベルト・フィルミーノ(28)が14日、キリスト教の洗礼を受けた。リバプールFCは現在、英イングランドのサッカー1部リーグ「プレミアリーグ」を無敗記録39で1位独走中のトップチーム。ブラジル代表FWであるフェルミーノは、そのリバプールFCで「最も重要な選手の一人」と評されている。
フィルミーノは2日後の16日、洗礼式の様子を撮影した動画をインスタグラム(ポルトガル語)に投稿。洗礼式には、リバプールFCのゴールキーパー(GK)で、同じくブラジル代表のアリソン・ベッカーや、妻でブラジル人モデルのラリッサ・ペレイラさんらも同席した。
動画では、フィルミーノをはじめ、洗礼式に参加した友人や家族は全員、ヒルソング教会の「クロス=ラブ(十字架は愛)」Tシャツを着ている。
フィルミーノは動画を投稿するとともに、「私は自分の失敗をあなたにささげました。これからは、私が勝ち取る勝利もあなたにささげます。私の最高のタイトルは、あなたの愛です。イエス様!」とコメント。さらに、新約聖書のコリント信徒への手紙二5章17節の言葉「だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた」も書き添えた。
動画には、友人や家族が見守る中、フィルミーノが笑顔でプールに足を踏み入れる様子が映っている。フィルミーノはポルトガル語で短く証しをすると、水に浸され受洗。水の中から上がると、妻のラリッサさんを抱きしめ、2人は抱き合いながらあふれる涙を拭った。動画では、クリスチャン歌手ローレン・デイグルのヒット曲「You Say」のポルトガル語版が流れ、感動の瞬間を演出している。
クリスチャンであることを公表しているベッカーも、フィルミーノの洗礼を目撃した感想をインスタグラム(ポルトガル語)に数枚の写真と共に投稿した。
「神様が2020年1月14日夜にしてくださったことを、私たちは決して忘れません。主イエスの愛は、言葉では言い表せません。私の大切な人たちの洗礼式という素晴らしい瞬間に参加できたことを、とてもうれしく思います。イエス様、本当にありがとう。僕はあなたが大好きです」
ベッカーはこれまでも、選手としての成功を自身の信仰に帰している。
英キリスト教ラジオ局「プレミア・クリスチャン・ラジオ」(英語)によると、ベッカーは次のように語っている。
「サッカーには集中力が必要ですが、私は信仰も大切だと思います。神を信じていると、ピッチで最善を尽くさなければならないことや、人生で行うすべてのことに愛を注がなければならないことが分かるからです」