第2次世界大戦中に「命のビザ」を発給し、多くのユダヤ人難民を救った外交官・杉原千畝の生涯を描く一人芝居で知られる俳優の水澤心吾(みさわ・しんご)さんが1月25日、東京・御茶ノ水のお茶の水クリスチャン・センター(千代田区神田駿河台2-1)で朗読劇「時のない手紙〜宛先は愛の花咲く庭〜」を上演する。共演は、キリスト伝道劇団で「塩狩峠」「氷点」に出演する島﨑亜紀さん。
宅配ドライバーの男は、ある日積み荷の中に「愛の花咲く庭」と書かれた手紙を見つける。やがて男は、その手紙に触発されて、自らも手紙を書き始める。最初は書くだけだったが、ついに、自ら届ける決心をする―。
水澤さんはNHK朝のテレビ小説、大河ドラマなど、テレビ・映画・舞台を中心に活躍。杉原の生涯を描く一人芝居「決断 命のビザ」を、13年前からライフワークとして演じている。最近では、三浦綾子の『塩狩峠』や、韓国で延べ3千人もの孤児を育て「韓国孤児の母」と呼ばれた日本人女性、田内千鶴子の生涯を息子の視点から描いた「ゆめの木―僕の母は韓国孤児のオモニになった」など、信仰者の生涯を描いた朗読劇にも挑戦している。海外公演も行っており、今年も2月にはイスラエルで「決断 命のビザ」、5月にはニューヨークで「ゆめの木」の公演を予定している。
午後2時から30分間は、秋山ミレイ典子さんによるピアノコンサートを行い、午後2時40分からの上演を予定している。開場は午後1時45分。入場無料(活動自由募金あり)。申し込み・問い合わせは、メディア21(電話:06・6345・2800、ファックス:06・6345・2900、メール:[email protected])まで。