英国福音同盟(EA)は22日、新たな最高責任者(CEO)としてガビン・カルバー氏を選出したと発表した。4月に年内の引退を表明したスティーブ・クリフォード総主事の後任として、EAを導くことになる。
発表(英語)によると、カルバー氏は宣教ディレクターとして2015年からEAに参画。それ以前は、青年伝道団体「ユース・フォー・クライスト」で14年間奉仕し、うち6年は国内ディレクターを務めた。国内外のさまざまな教会で講師としてメッセージを伝える伝道者で、5つの著書がある。
EA理事会のタニ・オミデイー理事長はカルバー氏について、「全選考課程を通して優秀でした。さまざまな応募者がいましたが、その広い専門知識と未来に対するビジョンは、理事会に感銘を与えました」と評価。「われわれは、神が新しい時代のために選んだ人を見つけたという自信を持って、この選考を終えることができました。彼の任命は、理事会全体が完全に支持するものです」と述べた。
カルバー氏は、EAが1846年の設立時から、英国の福音派の中心であり続けたとし、「この指導的立場を与えられたことは光栄です」とコメント。今後は、地域教会とさらに密接に連携していきたいと意気込みを語った。
総主事としてEAを約10年にわたり導いてきたクリフォード氏は、カルバー氏の選出を歓迎。「私が総主事として仕えた期間、EAの中で、またEAを通して神がこれまでなされたことをさらに発展させるため、カルバー氏はユニークな形で供えられた人物だと確信しています」と語った。
カルバー氏は、妻のアンネさんとの間に2人の子どもがいる。伝道者、演説家であり、英サッカークラブチーム「AFCウィンブルドン」の熱心なサポーターでもある。新しいことに挑戦することが大好きで、「世界一長い5人制サッカーの試合」としてギネス認定された記録(約48時間、現在は塗り替えられている)に、チームの一員として参加したこともある。