これからしばらくの間、このコラムでさまざまな状況の中における祈りの言葉を記載してみたいと思います。これらの祈りは「クロスウォーク」というネットジャーナルに記載されているものです。これらを参考にして、私たちの祈りの生活がさらに豊かになれば幸いです。
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母の日のための祈り
天の父よ。私たちはあなたの御座に近づき、あなたの大切な幼子たちの世話をあなたが委ねた母親たちのために祈ります。一人一人の母親にさまざまな賜物や才能を与えてくださっていることを感謝いたします。子どもたちのために自らをささげてくれる母親のゆえにあなたに感謝いたします。泣きじゃくる幼子をあやすために夜通し起き、子どもたちの衣類を洗濯し、体を洗い、寝付かせたり、ハグしたり、手をつないだり、子どもたちと一緒に遊んだりしてくれる母親のゆえに感謝します。
子どもたちのために時間という贈り物を与えてくれる母親のゆえに感謝します。母親の心身の消耗や忍耐や献身や融通性のゆえに感謝いたします。
どうか一人一人の母親に力を与えてください。日常の何気ない働きの中に永遠の意味があることを見ることができますように。この世界の中で最も重要な出来事が家庭で起きていることを理解することができますように。母親の重要性を低く見る人々をどうか赦(ゆる)すことができますように。
特に一人親の母親のために祈ります。子どもたちを育てるためにただあなたにのみ頼らざるを得ないのです。父親を知らない子どもたちをどうかあなたの大きなみ腕で包んであげてください。
疲れ果てている母親のために、どうか日ごとの糧、また生ける水となってあげてください。どうか彼女たちのために霊と体の力の源となってあげてください。御父から御子に注がれた同じ恵みが、母から子どもたちへ注がれますように。一人一人の母親が完璧主義になるのではなく、福音の恵みを大切にすることができますように。悔い改めと赦しが家庭を形作っていくことができますように。
主よ。一人一人の母親が、いのちを創造し、これを生かしておられるあなたを敬虔に礼拝する心を持つことができますように。どうか母親たちが、自分たちは子どもたちをあなたから預かっているにすぎず、あなたの御霊だけが子どもたちの心を変えることのできるお方であることを知ることができますように。
主よ、特に今日のこの母の日に、私たちを産み、育て、私たちの幸せのために祈ってくれた母を愛し大切にすることができますように。私たちを母の胎内で形造り組み立ててくださったあなたへの感謝で、私たちの心が満ち溢れますように。アーメン。
―ダニエル・ダーリング
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