日本聖書協会(JBS)の具志堅聖(きよし)副総主事が、5月から新総主事に就任する。現職の渡部信総主事の任期満了に伴うもの。JBSの2018年度年報などで明らかにした。
具志堅氏は1965年沖縄県生まれ。学生時代にカナダに移住し国籍を取得。北米のノースウェスト神学校、リージェント・カレッジ、ルーサー・ライス神学校などで学ぶ。ウェスレアン・ホーリネス教団(日本)、キリスト合同教会(米国)に所属し、牧会・伝道に携わる。2002~11年、日本福音同盟(JEA)総主事。その後、マキキ聖城キリスト教会(ハワイ)の日本語部牧師となり、17年9月にJBSの副総主事として招聘(しょうへい)された。
これまでもJBSが関わってきた「東京大聖書展」(00年)でボランティア奉仕をしたり、「日本プロテスタント宣教150周年記念大会」(09年)で事務局長補佐を務めたりしてきた。年報では、JBSが昨年12月に出版した新しい日本語訳聖書「聖書協会共同訳」の出版・頒布が今後の中核事業になるとし、「これからもJBSの働きを覚え、どうぞ続けてお祈りください」と述べている。
JBSはこの他、キリスト教視聴覚センター(AVACO)との合併が今年1月1日付で成立したことなどを報告した。