世界的な宣教団体ユース・ウィズ・ア・ミッション(YWAM)が、インドで続くヒンドゥー教過激派によるキリスト教徒への暴動のために世界1万7000人のメンバーに3日間の祈りと断食を要請したと、先月30日付の英クリスチャントゥデイ紙が報じた。
YWAMはウェブサイトの報告の中で、所属する数十人のスタッフと学生が過激派によって暴行を受けてけがをする、家を失う、団体や個人の所有物が壊されるなどの被害を受けていることを明かした。
YWAMのスタッフは避難民に生活必要物資を提供し、この悲劇に神の介入があることを祈っているという。
インドYWAMのスタッフは先週ムンバイで、90人のキリスト教指導者とともに今回の暴動が止まるよう祈った。集会では旧約聖書のエステル記を引き合いに、インドのキリスト者が直面している状況について語られた。
集会に参加したインドYWAMの指導者の一人は、「エステル王妃はモルデカイを通して三日間の断食をするように神の民に頼みました。その後は歴史に記されたとおりです。神様が介入してくださいます。これが今回の祈りと断食の呼びかけの目的です。だから私たちはインドの全ての友人に向かって、29日から10月1日の3日間祈り、断食するように熱心に伝えました」と語った。
YWAM国際会長のリン・グリーン氏も今回の祈りの呼びかけを支持し、「来る木曜日はYWAMが月に一度世界で祈る日で、主題は主が私たちを力づけてくださるように、です。インドにいる私たちの兄弟姉妹は、私たちが今までに一度も直面したことのないほどの苦難の中にあり、私たちは必ず彼らの味方にならなければなりません。祈りによって彼らを力づけ、神様がインドでご計画しておられることを彼らが達成できるように祈らなければなりません」と述べた。