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ブーゲンビリアに魅せられて

ブーゲンビリアに魅せられて(3)異文化を自然に理解―教師も学生も多国籍 福江等

2018年8月26日06時13分 コラムニスト : 福江等
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関連タグ:フィリピン福江等
ブーゲンビリアに魅せられて(3)異文化を自然に理解―教師も学生も多国籍 福江等+
マニラの神学校の学生たち。奥に見えるのは学生食堂=2005年7月ごろ

アジア・パシフィック・ナザレン神学大学院(以下「マニラの神学校」と表記します)は、創立27年になる比較的新しい学校です。米国のカンザスシティーに本部を置く国際ナザレン教団が、世界にすでに存在する50校以上の高等教育機関に加えて、アジア・太平洋地域にも、牧師や宣教師、また教師を養成する大学院レベルの学校を設立しようという計画の下に始まりました。

理事会は、アジア・太平洋地域のさまざまな国のキリスト教の指導者たちで構成されています。教師・学生ともに多国籍で、キャンパス内では多くの言語が飛び交っています。ただし、教育はすべて英語でなされます。

学生たちは米国、オーストラリア、バングラデシュ、カナダ、中国、香港、インド、インドネシア、日本、ケニア、ミャンマー、ニュージーランド、パプアニューギニア、フィリピン、サモア、南アフリカ、韓国、台湾、タイ、ウクライナなどから集まります。常時約百数十人の学生が学んでいます。

学生たちは、それぞれの国の大学を卒業した人、またはそれに準ずる教育を受けている人が対象となっています。すでに牧師、教師、宣教師などの経験を持つ人が入学してくることも珍しくありません。牧師としてさらに学びを深めたい人や宣教師としての訓練を受けたい人、さらには聖書や神学を教える教師となるための準備をしたい人などが入学してきます。提供している学位には、宗教教育修士課程、キリスト教コミュニケーション修士課程、異文化研究修士課程、神学修士課程があります。

それぞれの課程を修了するには最低でも3年かかります。カリキュラムは米国式の厳しい単位制で、卒業論文のハードルを高くしています。英語が母国語でない国からの学生たちはまず、英語で一定のレベルに達してから本科に入ることになります。そのため、英語習得だけに1年から2年を必要とする人も少なからずいます。

教師も学生も多文化・多言語であるため、交流が思いのほかダイナミックになります。お互いの文化の違いを知って驚くことも多く、異なる文化を理解し受容することを自然と学んでいけることが、この神学校の大きな特徴となっています。

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◇

福江等

福江等

(ふくえ・ひとし)

1947年、香川県生まれ。1966年、上智大学文学部英文科に入学。1984年、ボストン大学大学院卒、神学博士号修得。1973年、高知加賀野井キリスト教会創立。2001~07年、フィリピンのアジア・パシフィック・ナザレン神学大学院教授、学長。現在、高知加賀野井キリスト教会牧師、高知刑務所教誨師、高知県立大学非常勤講師。著書に『主が聖であられるように』(訳書)、『聖化の説教[旧約篇Ⅱ]―牧師17人が語るホーリネスの恵み』(共著)、『天のふるさとに近づきつつ―人生・信仰・終活―』(ビリー・グラハム著、訳書)など。

■ 福江等牧師フェイスブックページ
■ 高知加賀野井キリスト教会ホームページ
■ 高知加賀野井キリスト教会フェイスブックページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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